東京大学 大学院薬学系研究科 薬品作用学教室

Laboratory of Chemical Pharmacology,Graduate School of Pharmaceutical Sciences,The University of Tokyo

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2016年のニュース

小山隆太准教授が東京大学卓越研究員に選定されました(2016.10.11)

小山隆太准教授が平成28年度東京大学卓越研究員に選ばれました。東京大学卓越研究員は、若手研究者が自らの発想によって自立して研究に取り組む環境を整えるため、若手の安定雇用の促進と研究教育活動の支援を目的として、平成28年度から東京大学独自に制度されたものです。初年度にあたる本年は全学から20名が選定されました。

乘本裕明研究員が時実利彦記念神経科学優秀博士研究賞を受賞(2016.7.20)

乘本裕明さん(薬学部研究員)が平成28年度時実利彦記念神経科学優秀博士研究賞を受賞しました。本賞は神経科学・脳科学分野における大学院学生による優秀な研究に授与される賞で、博士課程在学中あるいは博士号取得2年以内の若手研究者に与えられます。受賞課題は「新奇感覚を利用した脳機能の創発」です。

坂口哲也さんが国際神経精神薬理学会で優秀発表を受賞(2016.7.5)

2016年7月3-5日にソウルで開催された30th CINP World Congress of Neuropsychopharmacologyにおいて、坂口哲也さんがJSNP excellent presentation award for CINPを受賞しました。発表演題:Empathic deficits in a mouse model of autism spectrum disorder

小山隆太准教授が国際乳幼児けいれん学会で最優秀発表を受賞(2016.7.3)

2016年7月1-3日に東京で開催されたThe 18th Annual Meeting of Infantile Seizure Societyおいて、小山隆太准教授がThe Best Presentation Award(Fukuyama Memorial Award)を受賞しました。国際抗てんかん連盟前会長のSolomon Moshe博士からも祝辞がありました。発表演題:Fever activates microglia to engulf inhibitory synapses and lower the seizure threshold

笠原由佳さんがYoung Glia MeetingでPlatinum Awardを受賞(2016.5.30)

Young Glia Meetingの研究案コンペティションで笠原由佳さんがPlatinum Awardを受賞しました。本賞は大学院生または博士取得後5年以内の若手研究者から提案された国際共同研究案に対して、厳正な選考により二年間最高100万円の研究費を授与するもので、笠原さんの研究は最高賞を得ました。提案研究課題は「Role of dysfunctional glia in epileptogenesis」で、ボン大学のJulia Mullerさんと東北大学の佐藤和貴さんとの共同研究です。

小山隆太准教授が文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞(2016.5.10)

小山隆太准教授が平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。本賞は、萌芽的な研究や独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者に授与される賞です。小山准教授の受賞課題は「てんかん発症における異常神経回路の形成メカニズムの研究」で、海馬体の神経回路の形成異常がてんかんの発症に関与することを示した研究が高く評価されました。授賞式は4月20日に文部科学省講堂で行われました。

竹内春樹研究員が日本神経科学学会奨励賞を受賞(2016.3.18)

竹内春樹研究員が平成28年度日本神経科学学会奨励賞を受賞しました。本賞は、顕著な研究業績を有するとともに、将来日本神経科学学会で活躍することが期待される若手研究者を奨励することを目的に設けられたものです。竹内研究員の受賞課題は「嗅覚情報処理を支える神経回路の形成基盤」で、嗅神経の回路形成の分子メカニズムに迫った研究成果が高く評価されました。7月の第39回日本神経科学大会で授賞式が行われます。

周至文さんが日本薬理学会年会で優秀発表賞を受賞(2016.3.10)

2016年3月9-11日に横浜で開催された第89回日本薬理学会年会において、修士課程2年生の周至文さんが優秀発表賞を受賞しました。本賞は英語での口頭発表における研究内容とプレゼンテーション能力を評価基準として若手に与えられる賞です。発表演題:Temporal cAMP dynamics regulate axon morphogenesis

乘本裕明さんが東京大学総長賞大賞を受賞(2016.3.9)

博士課程3年生の乘本裕明さんが東京大学総長賞大賞を受賞しました。本賞は、東京大学の学生・大学院生を対象として、学業、課外活動、各種社会活動、大学間の国際交流等の各分野において、「優れた評価を受けた」「優秀な成績を修めた」「本学の名誉を高めた」などの顕著な功績のあった個人又は団体に、総長が表彰を行うもの賞です。本年は学業において全学から9名の学生が総長賞に選ばれ、さらにその中から、乘本さんは最高栄誉の賞である大賞に輝きました。対象題目は「新奇感覚を利用した脳機能の創発」です。授賞式は3月23日に小柴ホールで行われます。

学習初期に失敗したマウスほど最終的によい成績を残すことを発見しました(2016.2.17)

生物が自然環境で生き抜くためには、刻々と変化する状況の中で最適な行動をとることが重要です。これまで実験室では、単純化した迷路課題を用いてマウスなどの学習能力についての研究が多くなされてきましたが、実際に自然のなかで生きていくのに必要な問題解決能力についてはほとんど調べられていませんでした。そこで、ゴールに到達できる経路が多数ある迷路を製作し、さらに途中で迷路の一部を閉鎖・再開放するなど、より自然に近い環境でのマウスの行動を詳細に解析しました。その結果、学習の初期に、より多くの失敗(無効な探索)をしたマウスのほうが、複数の経路から最短経路を見つけるのが早く、また迷路の一部が閉鎖された際にも、より効率的な迂回路を見つけることができることを見出しました。今後、柔軟な問題解決の脳内メカニズムの解明に向けたさらなる研究が期待されます。本研究は2016年2月17日に専門誌「Scientific Reports」(オンライン版)に掲載されました。また、財経新聞や報道番組「ニュースゼロ」、「週刊朝日」などの各種メディアで紹介されました。詳細はこちら。

佐々木助教がコニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞(2016.2.5)

佐々木助教が平成27年度コニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞しました。本賞は、コニカミノルタ科学技術振興財団が斬新な発想による光及び画像科学に関わる研究に授与する賞です。対象となった研究課題は「高感度かつ高速イメージングによる神経軸索の多様な情報演算の解明」です。授賞式は2月29日にコミカミノルタ(株)東京サイト八王子で行われました。

佐々木助教が井上リサーチアウォードを受賞(2016.2.5)

佐々木助教が第8回井上リサーチアウォードを受賞しました。本賞は、井上科学振興財団が自然科学の基礎的研究で優れた業績をあげた若手研究者に授与する賞です。対象となった研究課題は「心因性ストレス応答による全身神経系の機能変調とその回復機序の解明」です。贈呈式はKKR ホテル東京において2月4日に行われました。

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