2014年のニュース 

松木則夫名誉教授が日本薬学会賞を受賞(2014.11.30)
松木則夫名誉教授が平成27年度日本薬学会賞を受賞しました。対象となった研究課題は「脳機能の包括的解明」です。ミクロな視点とマクロな視点の両者をつなぐ包括的なアプローチで脳回路の機能を追求し、記憶・学習とこれを担う神経可塑性についての長年の研究が評価されました。 授賞式およ び受賞講演は、日本薬学会第135年会(神戸)において3月26日に行われます。


小山隆太助教が日本薬学会奨励賞を受賞(2014.11.30)
小山隆太助教が平成27年度日本薬学会奨励賞を受賞しました。対象となった研究課題は「抗てんかん原生薬の開発を目指した実験てんかん学」です。てんかんの発症機構についての実験証拠をもとに治療薬を提唱した研究が評価されました。授賞式およ び受賞講演は、日本薬学会第135年会(神戸)において3月26日に行われます。


日本薬理学会関東部会で大学院生2名が優秀発表賞を受賞(2014.7.5)
2014年10月11日に横浜市立大学(横浜)で開催された第131回日本薬理学会関東部会において、口頭発表した浅田晶子さん(修士2年生)と岡本和樹君(修士1年生)が、Young Investigator Awardを受賞しました。本賞は次世代の研究を担う若手研究者の育成と研鑽を図ることを目的として、優秀な発表をした者に与えられる賞です。「視覚刺激に対するアストロサイト微細突起のカルシウム応答」(浅田晶子)、「培養スライスにおける神経回路は生体と類似した自発活動を示す」(岡本和樹)


佐々木拓哉君が助教に就任(2014.10.1)
佐々木拓哉君が2014年10月1日付で特任助教に就任しました。佐々木君は2010年3月に当研究室で博士号を取得した後、日本学術振興会特別研究員を経て、2013年2月から2014年9月までカリフォルニア大学サンディエゴ校のJill Leutgeb博士の研究室に留学していました。


小山隆太助教が日本神経科学学会奨励賞を受賞(2014.9.12)
小山隆太助教が平成26年度日本神経科学学会奨励賞を受賞しました。本賞は、顕著な研究業績を有するとともに、将来日本神経科学学会で活躍することが期待される若手研究者を奨励することを目的に設けられたものです。小山助教の受賞課題は「てんかんの神経細胞生物学」で、てんかんの発症機構に迫った研究成果が高く評価されました。9月12日の第29回日本神経科学大会で授賞式が行われました。詳しくはこちら



次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2014で大学院生が優秀発表賞を受賞(2014.7.5)
2014年8月30日に近畿大学(大阪)で開催された次世代を担う創薬・医療薬理シンポジウム2014において、「マウス恐怖観察系を用いた共感の調節機構の解明」という演題で口頭発表した坂口哲也君(博士課程1年生)が優秀発表賞を受賞しました。本賞は、口演演題およびポスター演題の中から、研究内容、プレゼンテーションのわかりやすさ、質疑応答を評価基準に、複数の評価者による厳正な審査を経て選定される賞です。


日本薬理学会関東部会で学部学生が優秀発表賞を受賞(2014.7.5)
2014年7月5日に星薬科大学(東京)で開催された第130回日本薬理学会関東部会において、「神経回路の自発活動はAMPA受容体抑制に対して頑強である」という演題で口頭発表した石川智愛さん(薬学科6年生)がYoung Investigator Awardを受賞しました。本賞は、次世代の研究を担う若手研究者の育成と研鑽を図ることを目的として、優秀な発表をした者に与えられる賞です。


松木則夫先生が名誉教授に(2014.6.17)
松木則夫前教授が2014年6月17日付で東京大学名誉教授を受命しました。授与式は2014年7月3日に薬学系研究科長室にて行われました


生命科学シンポジウムで大学院生が優秀発表賞を受賞(2014.4.26)
2014年4月26日に東京大学本郷キャンパスで開催された第14回東京大学生命科学シンポジウムにおいて、「Fear reinstatement is triggered by dopamine signaling in the infralimbic cortex」という演題でポスター発表した博士課程2年生の三浦友樹君が優秀ポスター賞を受賞しました。


日本薬学会年会で4人の大学院生が優秀発表賞を受賞(2014.4.14)
2014年3月28-30日に熊本大学で開催された第134回日本薬学会年会において、博士課程1年生(当時)の小林千晃君、乘本裕明君、松本信圭君、修士課程1年生(当時)の阿部麗実さんの4名が優秀発表賞を受賞しました。本賞は研究内容とプレゼンテーション能力を評価基準として若手に与えられる賞です。「樹状突起によるシナプス前細胞集団のフィルタリング」(小林千晃)、「海馬鋭波に先行する海馬支脚の発火活動」(乘本裕明)、「一次視覚皮質の神経活動および視覚機能の長期可塑性」(松本信圭)、「聴覚刺激に対する海馬神経細胞の過分極応答」(阿部麗実)


シナプス単位で神経活動を"意図的"に制御できることを発見しました(2014.4.1)
脳における学習は、神経細胞によって担われていることは分かっていますが、その仕組みについてはまだ多くの謎が残っています。私たちは、わずか15分のトレーニングで、海馬のシナプス活動または発火活動パターンを、自在に活性化・不活性化できることを発見しました。うつ病を示すマウスでは、発火活動パターンを制御できない一方、抗うつ薬を投与するとシナプス活動の制御能が回復しました。本研究は科学雑誌「The Journal of Neuroscience」2014年4月1日号に掲載されました。東京大学からのプレスリリースはこちら


池谷裕二が薬品作用学教室の教授に就任しました(2014.4.1)
2014年度より池谷裕二が第5代目教授として薬品作用学教室を司宰することになりました。研究室の構成は大学院生31名、学部生5名。スタッフ含め総勢41名という全国でも有数の大所帯ラボとしての発足です。世界に向けて第一級の情報を発信できる研究室を目指します。今後とも支援・ご鞭撻のほどをよろしくお願い致します。


日本薬理学会年会で2人の大学院生が優秀発表賞を受賞(2014.3.20)
2014年3月19-21日に仙台で開催された第87回日本薬理学会年会において、博士課程2年生の今村菜津子さん、博士課程1年生の舟山健太君の2名が優秀発表賞を受賞しました。本賞は英語での口頭発表における研究内容とプレゼンテーション能力を評価基準として若手に与えられる賞です。「Disinhibition of infralimbic cortex - amygdala circuit in fear reappearance」(今村菜津子)、「Rapid induction of NMDA-dependent plasticity on V1 direction selectivity in awake mice」(舟山健太)


海馬の記憶痕跡から情報を引き出すメカニズムを解明しました(2014.3.17)
一度つくられた記憶は、その後、ノンレム睡眠時に脳内で再生(リプレイ)されることが知られています。しかし、どのような形で記憶痕跡が脳回路に埋め込まれ、脳がどのようにしてその記憶痕跡を再び取り出し再生するかは不明でした。私たちは、記憶にかかわったニューロンを、そうでないニューロンとは区別できる特殊な遺伝子改変マウスを用い、記憶に関わったニューロンが優先的に活動しやすくなることで記憶の再生が起こることを示しました。脳回路では興奮(アクセル)と抑制(ブレーキ)は広くバランスが取られています。しかし、記憶にかかわったニューロンは大きな興奮性シグナルを受け取ることで、抑制を振り切り、記憶を再生させることが明らかになりました。さらに「LTP」という学習プロセスによる興奮の増強が、記憶痕跡そのものであることも証明しました。本研究は科学雑誌「Nature Neuroscience」2014年3月16日(オンライン版)に掲載されました。東京大学からのプレスリリースはこちら


松木則夫教授退職記念行事が行われました(2014.3.15)
3月15日(土)の松木則夫教授最終講義ならびに記念祝賀会には 200名近い皆様にご臨席を賜り、誠にありがとうございました。 皆様のお陰をもちまして、盛会のうちに無事終了することが出来ました。多数のご参加とご賛助をいただき、発起人ならびに事務局一同、心より御礼申し上げます。


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